■ 古代ギリシャから中世へ
光(=色)は神の創造物であることから混色は神への冒涜と考えられた。そのため、目的の色を得る ためにさまざまな染料、顔料を発見しなければならなかった。
■ ルネサンスと新しい色の世界
ルネサンス以降は錬金術の実験によって硫黄や水銀の顔料が偶然発見される。また、大航海時代に他の大陸から新しい染料、顔料が流入すし、油絵の具が発明された。この頃から混色も行われるようになった。
■ 17世紀「光の世界」
絵画や舞台で光と影が表現されるようになる。ニュートンのスペクトルの発見など光の研究が盛んに行われるようになる。
■ 18世紀「三原色の発見」
光の混色実験が行われ、補色や三原色の発見があり、今に続く三原色の印刷の基礎もできあがる。
■ 19世紀「三原色説と視覚・科学の世紀」
光や三原色の研究が盛んになる。ヘルムホルツ、マックスウェル、グラスマンの色覚理論が発表される。絵の具のチューブが作られ、絵の具を持ち歩くことを可能にした。
■ 20世紀「カラーオーダーの世紀」
これまでの色彩を体系的にまとめる色彩体系が発表され、色が体系的、学問的、商業的にあつかえるようになる。