2007年7月7日土曜日

オストワルト表色系

3 オストワルト表色系
 ドイツの科学者オストワルト1920年に発表した色表における混色系の代表的なシステムで、現在はほとんど使われていない。オストワルト理論に基づき改良、修正された「カラーハーモニーマニュアル」やDIN(ドイツ工業規格)の表色系に使用されている。

 色相と色相環
 へリングの心理四原色、赤(red)、黄(yellow)、緑(sea green)、青(ultramarine blue)で四分割
中間色相、橙(orange)、黄緑(leaf green)、青緑(turquoise)、紫(purple)を加えて主要8色相
色相環の対向位置は物理補色となる。色相番号は黄の1から黄緑の24とつながる。
無彩色
 理想的な白から理想的な黒までをグレイでつなぎ、アルファベット(jを除く)の1つおきにa,c,e,g,i,l,n,pの8段階で表す。しかし理想的な白や黒は表現できないので、実際上次の表のような黒と白が含まれることになる。


等色相三角形


等色相三角形の特徴

  等白系列
 純色paと黒pを結ぶ線と平行になる線上の色票
  等黒系列
 純色paと白aを結ぶ線と平行になる線上の色票
  等純系列
 無彩色軸と平行になる垂直線上の色票